ひとまずオリンピックが終了したわけなのですが、今回もリスペクトという単語を耳にしたので、かねてからのモヤモヤが復活してしまいました。リスペクトという単語を検索すると概ね『尊敬』、『敬意』、『尊重』といったような言葉が並んでいます。これはアスリートの話題と結びつけやすいからなのでしょう。
「俺をリスペクトしてくれ!」
かつてそうおっしゃった方がいらっしゃったのですが、この台詞、自分の口から出すものなのでしょうかね?
第三者から「あの人はリスペクトできる」「あの人をリスペクトしている」という使い方なら納得できるのですが、自分の口から?
もう少し検索をしていくと、『配慮すること』であったり『人や物の価値を認め、重要視すること』ともあります。
先の表現を変えると以下のようになるのでしょうか。
「俺に配慮をしてくれよ!」
「俺の価値を認めてくれよ!重要視してくれよ!」
う~ん、なんかモヤモヤするんですよね。馴染みのない言語って難しいです。私自身が日本語だってロクに使いこなせていないのですから。
第三者が
「彼女たちに対してリスペクトが足らないのでは?」
なんて使い方なら
「彼女たちに対して配慮が足らないのでは?」
と、とることができるので納得できるのです。ですが、自ら
「俺をリスペクトしてくれ!!」
…いやぁ分からないですねぇ…色々な意味で、すごいなぁとは思うけれど。。
そういえば昔
「僕はねー誠意のある人間ですよ!」
と自分で言い放つくせに他人に迷惑をかけまくり、挙げ句は複数の警察官に説教をされたおじいちゃんがいました。これと同じようなイメージが付き纏います。